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専門業者と弁護士の風評被害・誹謗中傷の対策の違いを知って適材適所で活用する
- 2018.07.05
- 基礎知識
風評被害・誹謗中傷の対策をする場合、専門業者と弁護士の業務の範囲を確認しておいた方がよいです。
専門業者と弁護士では、対策の方法が違ってくるので、それぞれの目的に応じて、使い分けたいところです。
法律関係を中心に包括的な対策をするのが弁護士
風評被害・誹謗中傷の対策を弁護士に依頼した場合、その対応範囲は予想以上に広いです。
弁護士の場合は、法律関係の問題を中心に、包括的な対策を講じてくれるといえるでしょう。
刑事告訴や民事裁判の観点から対策をする場合は、もちろん対応してもらえます。
また、単純にネットサービスやプロバイダに対しての削除依頼をする場合でも、対応してもらうことができ、弁護士が法的な根拠に基づいて説明することで、削除してもらえるケースは数多くあります。
また、サジェスト削除などにも対応してくれる弁護士事務所もありますが、これは結局、弁護士が専門業者を仲介してくれるという感じなので、専門業者の範囲になるでしょう。
専門業者はネットに特化した対策
風評被害・誹謗中傷対策の専門業者とは、いったい何を指しているのかを確認してみると、ネット対策の専門家だといえます。
近年になって急増する掲示板やSNSに投稿された風評被害・誹謗中傷などに対して、専門的な対策ができます。
代表的なのがサジェスト対策で、検索エンジンのサジェスト機能に表示された不利なワードを削除するための対策を提供しています。
サジェストと似ている検索エンジンの機能である関連ワード対策も対応範囲です。
さらに、逆SEOという、誹謗中傷・風評被害が書かれている特定サイトの検索順位を下げる対策も提供しています。
このように専門業者は、ネット対策に特化した専門家であることがわかり、警察や弁護士には対応しきれない部分をカバーする存在だといえるでしょう。
つまり、法律では対処できないトラブルを解決してくれるのが、風評被害・誹謗中傷の専門業者だといえます。