COLUMN
コラム
ネットの風評被害や誹謗中傷で弁護士への相談費用相場をパターン別に紹介
- 2018.04.29
- 基礎知識
ネット上の風評被害や誹謗中傷の対策を弁護士に依頼した場合に気になるのが費用です。
ケースによって対策は異なってきますので、それぞれの状況に応じた、費用の相場を確認してみます。
記事・投稿の削除
弁護士に依頼したからといって、必ず裁判が必要なわけではありません。
弁護士には、当事者間に入って、トラブルを円滑に解決に導くという役割もあります。
個人でサービスに対して削除依頼をしても対応してもらえないこともあるでしょう。
しかし、弁護士が交渉をすることによって、スムーズに投稿や記事を削除してもらえることがあるのです。
交渉による削除のみで済む場合の相場は、5万円~15万円程度が相場といわれています。
裁判が必要な場合
弁護士による交渉での対応が難しい場合は、裁判による対応が必要になります。
裁判による対応が必要な場合は、15万円~50万円程度が相場になっていて、弁護士事務所によって、着手金や成功報酬が違ってきます。
成功報酬は、利用するサービスによっては無料となることもあるので、費用にかなりの差が出てくるといえるでしょう。
また、情報開示請求まで必要な場合には、さらに費用が上乗せされて、相場は+15万円~50万円程度を考えておく必要があります。
交渉、裁判、情報開示請求というのが、ネット上の風評被害や誹謗中傷の対策の大きなポイント3になってくるので、これらの費用の相場を覚えておくとよいでしょう。
弁護士への相談料
風評被害や誹謗中傷の対策を弁護士に依頼する場合には、具体的な対策の前のアドバイスをもらうという方法もあります。
簡単な相談を無料で受け付けている弁護士事務所もありますし、具体的な相談については、30分程度で数千円というのが相場になってくるでしょう。
弁護士に相談して、解決までの筋道を立てておくだけでも、今後の対策がスムーズになるはずです。
その後に必要な対策に応じて、交渉を依頼したり、裁判のサポートをしてもらったりするとよいでしょう。